少し前の話になりますが、これまで薬剤師として働いてきた私が動物のヘルスケアを志したきっかけなのでお話しさせて頂きます。
私の愛猫チィが令和４年９月に名古屋市獣医師会より長寿猫の表彰を頂きました。21歳6ヶ月なのでまさに長寿猫です。近所の方が保護した子猫のチィを引き取り、大きな病気をすることなく暮らしてきました。家族であるチィちゃんが表彰を受けることになり、とても誇らしくとても嬉しく思いました。ただ、ずっと元気だったチィちゃんも表彰を受ける頃には腎機能が下がり毎日自宅で補水の点滴をしていました。チィちゃんとのお別れが近づいていると分かってはいましたが、チィちゃんが生きた証なので表彰はそのまま頂きました。
チィちゃんの点滴や介護をする中で、「もっとしてあげられることがあるんじゃないか」「治らなくても症状を和らげてあげることはできないのか」と繰り返し考えました。不安な毎日でした。この年の10月にチィちゃんは虹の橋を渡りました。
もちろん最愛のチィちゃんとの別れはこのうえなく悲しい出来事ですが、自慢の長寿猫ですから悔いはありません。チィちゃんが頂いた長寿猫の表彰は、チィちゃんから私への表彰でした。
この経験から私はチィちゃんへの恩返しの気持ちもあり、愛犬や愛猫へのヘルスケアサービスや動物の介護のお手伝いがしたい！飼い主さまの不安を和らげるためにも薬剤師の私だからこそできることがあるかもしれない！と思うようになりました。
薬剤師としての経験も活かし、愛玩動物の健康に貢献できるよう精進します。
チィちゃんありがとう♡